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晩婚化の原因

近年では晩婚化が進んでおり、2020年には初婚年齢平均は男性が32.15歳、女性が32.09歳であった。特に女性に関しては急激に進んでおり、2025年の予測では男性の初婚年齢平均を超す勢いである。晩婚化が進んでいる原因は主に女性の社会進出、経済的事情、都市化の3つにあると考えられる。

 

 

女性の社会進出は国際的に進んでおり、日本でも1999年の男女共同参画社会基本法を発端として男性も女性も平等に活躍できる社会を目指してきた。晩婚化はこの女性の社会進出によって進んだと考えられる。実際に女性の大学進学率と労働参加率に比例して女性の初婚年齢が上昇していることがわかる。年収倍率も徐々に上昇しており、35~39歳の女性でも男性の約6割程度の収入を得ることが可能となってきた。このように、女性単独の収入でも十分な生活をしていくことができるようになったため、女性が結婚の必要性を感じなくなったと考えられる。また、親と共に生活することによって女性の可処分所得は増え、日ごろの家事の負担も減るため自由さや気軽さを感じている女性も多い。

 

 

結婚を決心する状況として男女ともに経済的に余裕があることを一番重視している。独身者が結婚生活に必要と考える年収はおおよそ400万~500万であると同時に、未婚女性が男性に求める年収も500万~700万でありほぼ同額であった。このことから女性の社会進出が進んでいて収入も増えているにもかかわらず、男性に養ってもらおうという女性は多いのである。そもそも平均年収の分布は300万~399万がボリュームゾーンであるのに加えて、生活を維持していく収入を得ることを期待されている男性の雇用形態は変化しており、非正規労働者が増えている。正規労働者と非正規労働者の収入には大きな差があり、非正規労働者のほうが年間所得は少ない。また、非正規雇用から正規雇用に転換する率も少なく生涯非正規であることのほうが多い。このような状況の中では、男性も結婚を前向きに考えることはできないし、女性も自身を養ってくれるだけの収入を得ている男性(女性が結婚相手の条件として重視する経済力)を探すのも難しくなっている。

 

 

一極集中も晩婚化を進めた一つの要因となっている。女性の社会進出とともに都市に出る女性も増えている。1980年から2009年にかけて男女ともに最も晩婚の都道府県は東京都である。都市部では近所の関係も希薄なため結婚に対するプレッシャーも少なくなり、お見合いなどの親族つながりでの結婚もあまりないため結婚が遅くなると考えられる。(T・Y)