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社員の何割が能動的に仕事をしていますか?


定型業務(手順や方法が決まっている仕事)の場合、その仕事に慣れてくると、

A思考 もっと効率よく、少ない人数で時間を短縮でき、
さらに顧客や次の作業担当者に喜んでもらえる方法はないか?を考える社員

B思考 前任者から引き継いだ、または昔からのやり方を(何の疑問も持たず)続ける社員

大きく2つに分かれてきます。

あなたの会社の各社員がA思考とB思考のどちらに入るか即答できますか?

子育てや介護などで気持ちや時間が私生活のことで一杯になっている時期。
逆に、子育てなどが一段落したからこれからは自分のために時間を使いたいとか、失恋(離婚)したから今は仕事に集中して余計なことを考えたくないなど。
A思考に寄っているかB思考に寄っているかは同じ人でも生活環境や周りからの影響などによって変わってきます。

ですので、各社員とのコミュニケーションを密にとり、それぞれが今どのような状況なのかを把握できると、仕事の任せ方や業務範囲を調整しやすくなります。
また、A思考者からの業務改善提案などを集めてマニュアル化すれば、人によってばらつきがあった作業効率などの底上げにつながります。

A思考の場合、その社員の提案を採用したり、ある程度裁量を持たせ任せることや今後○○もやってもらいたいと思っているなどその人に期待をしていることを伝えれば、より一層モチベーションを上げて取り組んでもらえるでしょう。
また、その社員のエネルギーが職場を活気付けるきっかけにもなります。
注意点として、例えば、A思考者の提案を採用した場合、
同じチームの同僚から、「なんであの人から指示されないといけないの?」などの不満が出ないように、指揮命令系統を変更する場合などはしっかりと社長(上長)がチーム全体に説明をしましょう。

B思考の場合、なぜB思考なのか?を考える必要があります。
私生活に起因するものなのか、一時的なものなのか、そもそも担当業務がその人に合っていないのか。今までのその社員に対する評価に不満があり、モチベーションが下がっているのか、同じチームの人との人間関係がうまくいっていないのか、会社のコンプライアンスに不満を持っているのか。
など、日々のコミュニケーションの中で分かってくることも多いので、それぞれの原因に対応していく必要があります。